高耐久な塗料にはどんな種類がある？胎内市の外壁塗装業者が解説

こんにちは！胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。

現在外壁塗装について検討している方の中には「どうせ塗装をするなら高耐久な塗料で塗装したい」と考えている方もいらっしゃるかと思います。高耐久な塗料で塗装を行うことで次の塗り替えまでの期間を長くすることができるため住宅のメンテナンスにかかる費用を抑えられる可能性もあることから、費用面を気にされる方にも高耐久な塗料での塗装はおすすめです。ここではそんな高耐久な塗料についてどんな種類があるのかその特徴なども合わせてご紹介させて頂きますので、高耐久な塗料での外壁塗装を検討されている方は参考にしていただければと思います。

・ラジカル制御型塗料（耐用年数：13年～16年※シリコン樹脂の場合）

ラジカル制御型塗料とは、塗膜が劣化する原因となるラジカルの発生を抑える機能と発生したラジカルが塗膜を傷つけないように閉じ込めたり捕捉する機能を持つ塗料です。ラジカル制御型の酸化チタンと光安定剤が使われており、紫外線に強く耐候性が高くなっています。またラジカル制御型塗料は「ラジカル制御型の酸化チタン」と「光安定剤」が使われている塗料の事を指すため、使用されている樹脂によっても耐用年数が異なります。例えばシリコン樹脂を使用しているラジカル制御型シリコン塗料であれば耐用年数が13年～16年と通常のシリコン塗料に比べて2年～3年ほど耐用年数が長くなっています。

・ピュアアクリル塗料（耐用年数：約15年）

ピュアアクリル塗料とはアクリル塗料に含まれる不純物をできるだけ減らした純度の高いアクリル樹脂を使用している塗料です。高耐久である他塗膜が柔らかく弾性がある事が特徴で外壁材がひび割れたとしても追従してひび割れを埋めてくれるため、防水性も高い塗料です。

・ナノテクノロジー塗料（耐用年数：10年～15年）

ナノテクノロジー塗料とはナノテクノロジーを使用した塗料です。塗膜の樹脂をナノレベルまで小さくしており、高耐久だけでなく雨水で汚れを落とす防汚性や紫外線にも強く色あせしにくい点が強みです。

・フッ素塗料（耐用年数：15年～20年）

フッ素塗料はフッ素樹脂を使用した塗料です。フッ素は蛍石を原料としており、紫外線にも強い素材です。汚れが付着しにくいため綺麗な状態が長続きしやすく、また高い耐候性を持っているため艶も長続きしやすいです。

・無機塗料（耐用年数：20年～25年）

無機塗料は無機物を主成分とした塗料です。無機物は紫外線や雨等で劣化しにくく、その性質を引き継いでいる無機塗料も高い耐候性と耐久性を持っています。外壁塗装に使用される塗料の中でも原状最も高耐久であり長持ちする分施工費用が高いです。

・断熱塗料（ガイナ）（耐用年数：15年～20年）

主成分に特殊セラミックビーズとアクリルシリコン樹脂を含んでいる断熱塗料（ガイナ）は紫外線に強く高い耐候性を持っている塗料です。また外壁塗装に使用することで外壁に断熱性を持たせる事ができます。

・光触媒塗料（耐用年数：15年～20年）

光触媒塗料とは光を利用して化学反応を促進し、塗膜表面についた汚れを分解して雨で洗い流すセルフクリーニング機能を持っている塗料です。メンテナンスの手間なく綺麗な状態が続く点がメリットで、外壁塗装に使用される塗料の中でもトップクラスの高耐久です。

外壁塗装に使用する塗料の中で原状、「30年もつ塗料」というのは実績がありません。30年の耐用年数を持っていると言われている塗料は存在しているもののそれらの塗料もまだ発売から30年経っていないため、実際に30年持つかどうかは分かりません。ただ実際に耐用年数が30年と記載されている塗料は科学的な根拠などから推定されて設定されているため、もし本当に30年の耐用年数があるのか疑わしい場合にはその理屈について調べてみることをおすすめします。

外壁塗装に使用される塗料の中でも高耐久の塗料についてご紹介させて頂きました。高耐久な塗料を使用して塗装を行う事で塗り替えのスパンを長くする事ができ、結果として住宅のメンテナンスにかかる費用を抑えられるかも知れません。もし外壁塗装で高耐久な塗料を使用したいものの何を選べば良いのか分からないという方はまずは業者に相談してみることをおすすめします。胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」では高耐久な塗料についても取り扱っており、お客様のご要望に合わせて最適な塗料をご提案いたします。