水性塗料と油性塗料の特徴とは!それぞれのメリットやデメリットについて解説
2025/01/14
こんにちは!胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。
外壁塗装に使用する塗料には大きく分けて水性塗料と油性塗料の2種類がある事はご存じでしょうか?水性塗料と油性塗料にはそれぞれ特徴があり、これらの塗料はお客様のご要望や塗装部分の素材などによって使い分けます。しかし外壁塗装を検討されている方の中には水性塗料と油性塗料の違いは何なのか、またどのように選べば良いのか分からないという方も少なくないかと思います。そこでここでは水性塗料と油性塗料の違いやそれぞれのメリットやデメリットについて解説させて頂きますので外壁塗装の塗料を選択する際の参考にしていただければと思います。
目次
水性塗料と油性塗料は何が違う?
・希釈剤が水か有機溶剤かの違い
外壁塗装に使用する塗料は多くの場合そのまま使用せず、希釈して使用します。この希釈剤として水を使用する塗料の場合は水性塗料、シンナーなどの溶剤を使用する塗料の場合には油性塗料という分類がされます。希釈率はメーカーによって決められており、その他気温や天気などによって調整する場合もあります。
水性塗料のメリットとデメリット
≪水性塗料のメリット≫
・油性塗料に比べると臭いが少ない
塗料の臭いの原因の多くは油性塗料の希釈剤として使用されるシンナーなどの溶剤です。水性塗料は希釈剤として溶剤ではなく水を使用するため、油性塗料に比べると大きく臭いが抑えられます。ただ無臭ではない点には注意が必要です。
・「VOC(揮発性有機化合物)」が少なく、環境や身体にやさしい
水性塗料は揮発性の化学物質である「VOC」が含まれている量が少なく、環境や身体にやさしい点もメリットです。また水性塗料の多くは「F☆☆☆☆」を獲得しており、有害物質であるホルムアルデヒドの含有量が少ないという点も身体にやさしいと言われる点です。
≪水性塗料のデメリット≫
・素材によっては塗装できない
水性塗料は水を希釈剤とすることから金属に塗装すると弾いてしまい塗装が難しいです。下塗り剤を工夫することで塗装することは可能ですが、場合によっては施工不良に繋がってしまう可能性も。そのため塗装する箇所の素材によっては水性塗料よりも油性塗料の方が向いている場合があります。
・油性塗料と比較して乾燥時間が長い
水性塗料は油性塗料に比べて乾燥時間が長い傾向にあります。塗料は希釈剤が気化することで塗装面に密着しますが、揮発しやすいシンナーなどに比べて水は乾燥まで時間がかかります。湿気の多い時期や気温の低い冬の時期などは特に乾燥までの時間がかかる点はデメリットです。
油性塗料のメリットとデメリット
≪油性塗料のメリット≫
・水性塗料と比較して乾燥時間が短く環境に左右されない
油性塗料は水性塗料と比べると希釈剤にするシンナーなどの溶剤が揮発しやすいことから乾燥時間が短く、湿度の高い環境や気温が低い環境でも比較的施工しやすい点はメリットです。また現在はだいぶ耐久性の差も無くなっては来ましたが、水性塗料に比べて油性塗料の方が耐久性が高い場合もあります。
・素材を選ばず塗装が可能
油性塗料は水性塗料に比べて密着性が高いため、素材を選ぶことなく塗装をすることが可能な点も大きなメリットです。
≪油性塗料のデメリット≫
・「VOC(揮発性有機化合物)」を排出する
油性塗料は希釈剤に使用するシンナーなどの溶剤から環境や人体に影響を及ぼす「VOC(揮発性有機化合物)」を排出します。強い臭いもするため、近隣住民へも配慮が必要となる点はデメリットです。
まとめ
外壁塗装に使用する場合に選択することになる水性塗料や油性塗料に関して、それぞれの違いやメリットデメリットについてお話させて頂きました。油性塗料はより密着性が高く塗装面の素材に左右されず乾燥も早い点がメリットですが、強い臭いを発するデメリットがあります。一方で水性塗料は油性塗料に比べて臭いも少なく環境や人体にやさしい点はメリットですが、乾燥するのに時間を要する場合があります。外壁塗装に使用する塗料は水性や油性だけでなく、何の樹脂を使用しているのかなどによっても耐久性や艶などが変わってきます。もし塗料選びに悩む場合には塗装業者に相談し、後悔のない選択をするようにしましょう。
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伊藤塗装
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