破風板は塗装で保護を!素材ごとの塗料選びについても解説
2025/01/21
こんにちは!胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。
本日は外壁塗装や屋根塗装を検討する際にほとんどの場合一緒に塗装する破風板についてお話させて頂きます。「破風板って住宅のどこの部分?」「なんで破風板は塗装が必要なの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、破風板がどこの部分を指すのか、また塗装の必要性に合わせて破風板の材料ごとの塗料選びについても解説させて頂きます。破風板を塗装し塗膜で保護する事で住宅の寿命を延ばす事に繋がりますよ。
目次
破風板とは?
破風板とは、正面から見た建物の屋根の先端に取り付けられた板状の部分を指します。屋根の妻側の形を決める部分ですが、その役割は建物の見た目を良くする以外にもあります。
・雨や風を防ぐ
建物の屋根は上からの雨や風には強いですが、横や下からの吹き込みには弱いです。そこで破風板があることで屋根に吹き込む雨風を防ぎ、屋根の耐久性を上げます。特に台風などで強風に晒されるとあらゆる方向から風を受ける事になります。破風板は屋根が受ける風を分散させ、屋根を守る重要な役割を持っています。
・建物の耐火性を高める
建物で火災が発生した時、火は下から上へと上がってきます。破風板は窓から上がる火が屋根裏へ回ってしまうのを遅らせる役割があります。
破風板はなぜ塗装が必要?
破風板は雨や風から屋根を守る役割を持っている一方で常に雨風に晒される部分でもあるため、外壁や屋根に比べても劣化速度が早いです。そのため塗装を行う事で塗膜で部材を保護し、耐久性を上げる必要があります。また破風板の塗膜は他の部位の塗膜に比べて劣化が早いため、定期的なメンテナンスが必要です。
破風板の素材の種類と塗料選び
木製
・透湿性があり通気性が良い塗料を選ぶ
木製の破風板は以前はよく使用されていました。しかし他の素材に比べると耐久性に劣るため、現在ではほとんど使用されていません。ただし築20年ほどの住宅ではまだまだ使用されているのを見ます。木材は呼吸によって常に伸縮しているため塗料によっては剥がれやすいです。そのため木製の破風板に使用する塗料は木材の呼吸をできるだけ邪魔しない通気性の良いものを選びましょう。
金属製
・熱による膨張に追従できる塗料を選ぶ
トタン性やガルバリウム鋼板の破風板です。ガルバリウム鋼板の破風板は木製の破風板に比べて耐久性にも優れているため、現在ではよく使用されている素材です。金属は熱で多少膨張するため、その膨張に追従できる塗料を選びましょう。また下塗り塗料には必ず錆止めを使用します。
窯業系
・防水性をもたせるために塗装を行う
窯業系の破風板は外壁と同様の素材が使用されていることが多いです。耐久性や耐火性が高い一方で防水性が低いため、塗装を行い塗膜でしっかりと防水性を持たせる必要があります。
モルタル
・ひび割れに追従できる塗料を選ぶ
外壁材がモルタルで仕上げられている場合には破風板もモルタル仕上げをされている場合があります。モルタルの破風板は耐久性や耐火性に優れていますがひび割れしやすいため、塗装の際にはできるだけひび割れに追従できるよう塗装を行う必要があります。
ケイカル板
・下塗りをしっかりと行い密着性を上げる
ケイカル板は伸縮性が少ない素材のため、伸縮による塗膜の剥がれはほとんどありません。ただ粉を圧縮して作られている素材のため適切な下塗り材を使用して下塗りをしっかりと行わないと塗膜の剥がれに繋がります。
まとめ
破風板の塗装についてお話させて頂きました。破風板は住宅の中で屋根を雨風から守る重要な役割を持っています。過酷な環境に置かれる分劣化が早い部分でもあるため、定期的に塗装を行い塗膜で保護しましょう。
----------------------------------------------------------------------
伊藤塗装
住所 : 新潟県胎内市本郷町7-68
電話番号 : 0254-44-6770
FAX番号 : 0254-44-6770
----------------------------------------------------------------------