外壁塗装のケレン作業の重要性とは?その必要性について解説!
2025/01/23
こんにちは!胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。
外壁塗装を業者に依頼する際、見積もり書に「ケレン」という文字を見たことがある方もいらっしゃるかと思います。しかしその中にはケレン作業が実際に何のために行われるのか、またどのように行われるのかいまいち分からないという方も少なくないかと思います。ケレン作業は外壁塗装において非常に大切な作業のうちの一つです。ここではその必要性について解説させて頂きます。
目次
ケレン作業とは?
外壁塗装においてケレン作業とはトタンやガルバリウム鋼板といった金属素材の屋根、鉄で作られている付帯部、また木材でできている下地等に行われる作業です。「素地調整」を意味しており、塗装を行う前の下地の下処理として行われます。塗装面の錆や汚れを落とす他、あえて下地に傷(凹凸)をつけて塗料の密着性を上げる作業もケレン作業に含まれます。ケレン作業はその種類にもよりますがスクレーパーやワイヤーブラシなどを用いて行われます。
ケレン作業は何のために行う?
・錆を落とすため
金属製の素材は経年劣化によって錆を発生させる場合があります。そうした錆が起きている場合にケレンによる下処理をせずにそのまま塗装を行ってしまうと、錆が塗膜を侵食してしまうため塗膜の耐久性が著しく下がってしまいます。また錆が酷い場合には錆と共に塗膜も剥がれてしまうため、塗装面に錆が発生している場合にはケレン作業を行い錆を取り除きます。
・凹凸を作って密着性を上げるため
塗装する素材がつるつるとしている場合には塗装を行っても塗膜が引っかかりづらく耐久性が下がります。そのためそうした場合にはケレン作業を行い塗装表面をわざと傷つけて凹凸をつけます。そうすることで凹凸に塗料が食い込み、塗膜の耐久性を上げる事ができます。
・古い塗膜を取るため
もし塗装をする行う場所に古い塗膜が残っている場合にもケレン作業を行います。古い塗膜は劣化が進んでいるため下地との密着性が下がっているため、その上から塗装を行っても古い塗膜が剥がれるのと一緒に新しい塗膜も剥がれてしまいます。そのためケレン作業を行い、密着性が低い古い塗膜を取り除きます。
・仕上がりを良くするため
ケレン作業を行う事で塗装面の汚れや古い塗膜といった不純物を取り除き塗装面を平らにする事ができるため、塗装後にムラのない綺麗な仕上がりにすることができます。
ケレン作業が必要となる場合
・下地に錆が発生している
金属製の素材には劣化症状として錆が発生する場合があり、もし下地に錆が発生している場合にはケレン作業を行い錆を取り除きます。
・下地に旧塗膜が残っている
下地に密着性が落ちている古い塗膜が残っている場合、ケレン作業を行い古い塗膜を取り除きます。
ケレン作業の種類
・1種ケレン
錆や古い塗膜を完全に取り除くのが1種ケレンです。ブラスト法を用いて錆や汚れを完全に落としますが、大がかりな作業となるため主に大きな建造物に対してのみ行われるケレン作業です。
・2種ケレン
サンダーやグラインダー等を使用して行うケレン作業です。1種ケレンほど徹底したケレンではないですが、塗膜の密着性は十分に上げる事ができます。
・3種ケレン
3種ケレンはワイヤーブラシやスクレーパーを使用して手作業で行います。密着性が十分にある古塗膜は残しつつ、錆や密着性が落ちている塗膜を落とします。
・4種ケレン
錆や古い塗膜の劣化があまりない場合に行われるケレンで、主に表面の汚れを取り除くために行われます。
まとめ
外壁塗装におけるケレン作業の重要性を中心にお話させて頂きました。ケレン作業は外壁塗装の耐久性を上げるためにも非常に重要な作業です。下地の状態によっても適切なケレンの種類は違う他必要となる費用も変わってきます。ケレン作業にかかるコストも抑えつつ塗装を行う事にも繋がるため、定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。
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