窯業系サイディングは外壁塗装が必要!その理由や塗り替えしたい劣化症状について
2025/01/29
こんにちは!胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。
窯業系サイディングは数ある外壁材の中でも比較的安く、また様々なデザインを選ぶ事が出来る点や耐久性も高いといった点から現在日本で最も住宅に使用されている外壁材です。そのため住宅の外壁が窯業系サイディングでできているという方は少なくないかと思います。そんな窯業系サイディング、業者によっては「メンテナンスが要らない」と言う場合もあるようですが、決してそんなことはありません。窯業系サイディングも経年劣化を起こすため、長期間安心して過ごす事ができる住宅のためには定期的にメンテナンスを行い外壁塗装が必要です。ここではなぜ窯業系サイディングに外壁塗装が必要なのかその理由や塗り替えを検討したい劣化症状を中心にご紹介させて頂きます。
目次
窯業系サイディングとはどんな外壁?
窯業系サイディングとは、セメントと繊維質を主成分としている外壁材です。板状に成形した後、塗料で表面を保護しています。木目調やレンガ調、石材調など、まるで本物のような質感をしており豊富なデザインや色があるため住宅に求める外観イメージを叶える事ができます。外壁材の中でも比較的安価な素材で工場で生産されたものをそのまま施工していくため、一定の品質になりやすく施工期間の短縮にも繋がります。
窯業系サイディングに外壁塗装が必要な理由
・窯業系サイディングは防水性が低い
窯業系サイディングは外壁材としては優れていますが、実はそのままでは防水性がほとんどありません。工場で施される塗装による塗膜によって防水機能を持っていますが、その塗膜も年数が経つにつれて劣化し防水性を失ってきます。塗膜の防水性を失った窯業系サイディングは雨水を吸い込むようになり、劣化が進む原因となってしまいます。そのため定期的にメンテナンスを行い外壁塗装を行うことで劣化した塗膜を新しくし、再び塗膜で保護して防水性能を持たせる必要があります。
塗り替えを検討したい窯業系サイディングの劣化症状
・ひび割れ(ヘアクラック)
窯業系サイディングは経年劣化や地震で住宅が揺れることによる圧等によってひび割れを起こす場合があります。ヘアクラックと呼ばれる幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の細いひび割れであれば早急性はありませんが、もし0.3mm以上の幅のあるひび割れを起こしている場合にはそこから雨水が入り込んで外壁内部の構造にダメージを与えてしまう可能性があります。
・反り
目地シーリングが劣化してそこから雨水が入ると、塗装で保護されていない窯業系サイディングの断面から水分を吸収してしまい変形を起こし、反りに繋がる可能性があります。窯業系サイディングに反りがある場合にはその段差から雨水が入り込んでしまい更なる劣化を引き起こしてしまう可能性があります。
・コーキングの劣化
窯業系サイディングは外壁材に施工する際、つなぎ目にコーキング材を使用して隙間を埋めます。このコーキングも外壁全体の防水性を保つ重要な部分ですが、紫外線や雨風によって外壁材同様劣化していきます。劣化して徐々に柔軟性を失った結果ひび割れや剥がれを起こす場合があり、その隙間から雨水が入り込んでしまう可能性があります。
・色あせ、チョーキング
窯業系サイディングは太陽光からの紫外線で劣化が進み、色あせやチョーキングを起こす場合があります。色あせやチョーキングはサイディングを保護している塗膜の防水性が落ちてきているサインですので、塗り替えについて検討することをお勧めします。
・コケやカビの発生
窯業系サイディングが防水性を失った結果雨水を吸い込むようになり、湿気からコケやカビが発生する可能性があります。外壁材を傷める原因にもなるため、早めに対応するようにしましょう。
まとめ
窯業系サイディングはデザイン性が高く比較的安価なため多くの住宅で採用される人気の外壁材です。ただ、そのままでは防水性が低いため、定期的に外壁塗装を行い防水性を維持する必要があります。外壁は住宅の「顔」です。機能の維持だけでなく美観の維持のためにも定期的なメンテナンスを心がけることをおすすめします。
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