外壁塗装の大まかな流れについて解説！必要な日数を把握して計画的に行おう

こんにちは！胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。

新築から10年以上経ち外壁の劣化症状が気になって外壁塗装について計画している方もいらっしゃるかと思います。そうして初めて外壁塗装を行う方の中には「どんな流れで進むのか」や「どれくらいの日数がかかるのか」といった内容が気になる方も少なくないかと思いますので、ここでは外壁塗装の流れについて解説させて頂き、不安点や疑問点を解消して頂ければと思います。

通常、外壁塗装作業を行う1週間前までに近隣の方へ挨拶に伺います。挨拶を行う範囲は立地等にもよりますが一般的に施工を行う住宅の両隣と向かい、裏、斜め向かいの8棟です。外壁塗装の期間中は業者の出入りや足場組立等による騒音、塗装中の臭いが発生します。トラブルになってしまわないためにも事前に説明を行いご理解を頂いておくことが大切です。

外壁塗装作業の邪魔になりそうな物が無いかどうか現場を確認し、足場組立作業を行います。外壁塗装や屋根塗装を行う際には通常高所作業を行う事になるため、安全かつ品質の高い作業を行うためにも足場を設置する必要があります。足場の設置時には大きな音がする場合があります。

足場を組み立てたらその周りに飛散防止のために養生シート（メッシュシート）を張ります。養生シートは下地処理として行う高圧洗浄時の水の飛散防止と塗料の飛散防止の役割がある他、職人の落下防止の役割も担います。養生シートを設置した時点で建物全体が確認しづらくなるため、戸締りはしっかり行い泥棒には気を付けましょう。

高圧洗浄は高圧力をかけた水を吹き付け、塗装面のコケや汚れ、古い塗膜を落とす作業です。これらを先に落とす事で塗料の密着性や塗装の仕上がりを良くします。高圧洗浄時には水が室内に入り込んでしまう可能性があるため、窓はしっかりと閉めておくようにしましょう。

高圧洗浄後には1日、2日の乾燥期間を設けます。

高圧洗浄後、しっかり乾燥できたら下地処理を行います。下地処理には様々な作業が含まれます。例えば外壁のひび割れを補修したり、錆が発生している場合には錆を落としたり、密着性が落ちている古い塗膜を落としたり、コーキングの打ち替え等が下地作業に含まれます。これら下地処理は外壁塗装の仕上がりに直結する重要な工程です。

塗料は液体のため、丁寧に作業をしていても飛散してしまう可能性があります。そのため塗料が飛散してはいけない場所にテープやシートを使用して養生を行います。ドアや窓など、塗料が飛んでは困る場所を全て覆います。

養生が終わった後には下塗りを行います。下塗りは下地の補強や上塗り塗料の染み込みすぎを防止する他、密着性を上げる等の役割があります。使用する下塗り材は外壁材の状態や種類、上塗りの種類などによって最適なものを選択します。

外壁塗装は外壁の状態等にもよりますが塗膜の耐久性のために下塗りを含めて3回以上塗る必要があります。

下塗り塗装が終わった後には乾燥時間を置き、しっかり乾燥したこと（上塗りできる状態になったこと）を確認してから中塗りを行います。その後再び乾燥時間を置いてから上塗りを行います。

中塗り塗料と上塗り塗料は同じ塗料を使用します。

雨樋やベランダなどの付帯部の塗装については明確にどのタイミングで行うかは決まっていません。どの塗料を使用するのか、付帯部の素材は何か等によって適切なタイミングで塗装を行います。

塗装作業が全て完了したら塗り残しや塗料の飛散が無いかどうか等を確認します。塗装業者が確認後、お客様と一緒に再度確認して頂きます。足場を解体してしまうと手直しが難しくなるため、少しでも気になる点等があればこの時に申し出るようにしましょう。

お客様に確認してもらってOKであれば養生を剥がしていきます。

養生シートも撤去し、足場も解体を行います。この時住宅全体を確認できるようになるため、気になる点が無いかどうか確認しておきましょう。

塗料缶などを片付けて清掃を行います。

お客様と業者、双方に問題なければ引き渡しを行います。工事が終わった後には再度近隣住民の方に工事が終了した旨をお伝えして完了です。

外壁塗装の流れについて解説させて頂きました。外壁塗装は通常14日ほどかかりますが、雨が降っている時には作業が行えない等の理由でスケジュール通りにいかない場合も多くあります。もし施工日程について少しでも不安がある場合には塗装業者に確認しておきましょう。