経年劣化を原因とした外壁塗装は火災保険適用外！適用できる条件とは？

こんにちは！胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。

外壁塗装は定期的に行うことをおすすめしていますが、決して安い施工ではないため少しでも節約したいと思われている方も多いかと思います。外壁塗装を行う際、火災保険を適用させることが出来るケースがある事をご存じでしょうか？火災保険を適用して外壁塗装を行う事で施工にかかる費用を抑える事に繋げる事ができるかも知れません。ただ経年劣化を理由として外壁塗装を考える方が多く、そのような場合には「火災保険には経年劣化も適用できるのか？」と気になる方もいらっしゃるかと思います。そこでここでは外壁塗装に火災保険が適用されるケースと適用外となるケース、また火災保険を適用する際に知っておきたいポイントについてもお話させて頂きますので参考にして頂ければと思います。

まず知っておきたいのは、経年劣化や自然な老朽化を原因とする外壁塗装は火災保険の適用対象外であるという点です。そのため、外壁の色褪せやチョーキングといった長期間にわたって徐々に進行する劣化については一般的に火災保険の対象にはなりません。そのためこうした原因を元に外壁塗装を行う場合には自己負担で塗り替えを行う必要があります。

・火災

近隣の住宅が火災を起こしその火によって外壁が焦げたり、ボンベの爆発等で外壁が傷ついたりしたりといった場合には火災保険の対象となる可能性があります。ただ、故意の火災の場合には火災保険の保障対象外となります。

・風災

台風や竜巻などの強風によって飛来物が当たって外壁に穴があいたり塗膜が剥がれてしまったり、屋根材が吹き飛んでしまったりした場合などには火災保険が適用される場合があります。風災は基本的に「最大瞬間風速20メートル/秒以上」と定義されています。

・雪災やひょう災

大雪の重み等が原因で屋根が凹んだり雨樋が破損したりなど損害を受けた場合にも火災保険の保障対象となる場合があります。

・大雨や浸水といった水害

台風や大雨で洪水が発生したり一定以上の床下浸水が起こり外壁に損害が発生した場合等には火災保険の対象となる場合があります。ただし水害については火災保険によっては対象外としている場合もあるため、契約内容を確認しておくことをおすすめします。

火災保険の保障内容や保障範囲は保険会社や商品、契約内容によっても違う場合があります。実際に火災保険の使用を検討している場合にはまず加入している火災保険の補償内容を確認することをおすすめします。

・加入している火災保険の内容をよく確認する

火災保険は保険会社や保険商品等によって補償内容が異なる場合があります。また適用条件が異なる場合もあるため加入している火災保険の内容をしっかり確認し、もし適用されるか不明な場合は保険会社に直接問い合わせる事をおすすめします。

・地震による破損や火災は火災保険の適用対象外

地震や地震が原因となる火災については「火災保険」では補償されず、別途地震保険への加入が必要となる点には注意が必要です。地震保険はそれ単体では加入できず、火災保険と一緒に加入する必要があります。

・被害を受けてから3年以内に申請する必要がある

火災保険を適用するための申請は3年以内に行う必要があり、被害を受けてから3年以内に申請しなければ補償を受けられなくなる場合があります。また、もし火災保険が適用出来る事を知らずに施工してしまった場合にも3年以内に申請を行えば適用される可能性があります。

・補修にかかる費用が免責金額を超えている必要がある

火災保険には通常自己負担額（免責金額）が設定されています。修繕にかかった費用が免責金額を超えない場合には火災保険の対象内だとしても保険金の支払いが無いため、注意が必要です。

・火災保険の適用は現状復旧の金額まで

火災保険で支払われる保険金は通常被害が発生する前の状態に戻すための費用までです。もしより高級な塗料を使用したいといった場合には差額分が自己負担となります。

経年劣化を原因とした外壁塗装には火災保険が適用されません。火災保険を適用した上で外壁塗装を行うには通常自然災害が原因の損害を原因としている必要があります。ただ適用範囲となる自然災害や適用条件は保険会社や保険商品、補償内容等によっても異なるため、まずは加入している火災保険の内容を確認してみることをおすすめします。