セメント瓦は塗装が必要?その理由やポイントについて解説
2025/03/03
こんにちは!胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。
住宅の屋根材として使用されている事があるセメント瓦。セメント瓦は耐久性が高い屋根材ですが、経年劣化によって色あせや表面の塗膜剥がれなど美観や機能に影響を与える症状が発生する可能性があります。そのためセメント瓦は適切な塗装やメンテナンスを行わないと劣化が進行して場合によっては雨漏りや屋根材の損傷に繋がってしまう可能性も。そこでここではそんなセメント瓦になぜ塗装が必要なのか?その理由やメンテナンスを検討したい劣化症状等についてご紹介させて頂きます。
目次
セメント瓦とは?
セメント瓦とは、セメントと川砂を混ぜ合わせて主原料として製造されている屋根材です。そのままでは防水性が無く水を吸いこんでしまうため表面は塗装で仕上げられています。様々な形状があり、デザイン性に優れている点も特徴です。セメントを原料としているため耐火性も高く耐久性がある屋根材です。塗料で防水機能を持たせ染色を行うため、経年劣化によって塗膜の色褪せや剥がれといった症状が出ます。
セメント瓦に塗装が必要な理由
・そのままでは水を吸ってしまう屋根材のため
セメント瓦はそのままでは水を吸ってしまう素材のため、製造時に表面を塗装し防水性を確保しています。そのため塗膜が劣化してくると防水性が低下し水を吸収しやすくなってしまいます。雨水の吸い込みと乾燥を繰り返したセメント瓦は脆くなり割れや欠けが生じやすくなる他、カビや苔が発生してしまう原因となる場合もあります。そのためセメント瓦は定期的に塗装を行い、防水性を持たせて保護する必要があります。
セメント瓦は葺き替えが必要な可能性もある
・セメント瓦の耐用年数は30年
セメント瓦が屋根材としてよく使用されていたのは30年以上前ですが、その耐用年数は30年ほどです。そのため場合によっては塗装ではなく葺き替えを行い屋根材を取り換える必要がある場合があります。セメント瓦は定期的に屋根塗装を行う事で劣化が進む事を抑える事ができますが、耐用年数を永遠と伸ばすことはできません。もし今後も長期間に渡って住み続けるのであれば塗装ではなく葺き替えを選択した方が良い可能性もあります。
メンテナンスを検討した方が良いセメント瓦の状態
・塗膜の色あせや剥がれが発生している
セメント瓦の劣化症状として塗膜の色褪せや剥がれがあげられます。これは塗膜による防水性が失われている状態と言え、セメント瓦が水を吸いこみやすくなっている状態です。劣化が加速しやすい状態のため、メンテナンスをおすすめします。
・表面がざらついている
セメント瓦の塗膜が劣化してくると瓦本来の表面が段々と現れます。セメント瓦の主成分となっているセメントは雨水を受けて少しずつ流れてしまうため、劣化が進むにつれて表面がざらついてきます。もしセメント瓦の表面がざらついている場合には塗膜だけでなく屋根材自体の耐久性も落ちている可能性もあります。
・苔が発生している
セメント瓦は塗膜が劣化すると水を吸収しやすくなるため苔やカビが発生しやすくなります。苔やカビが発生すると美観が損なわれる他、放置によって更に瓦が痛んでしまう可能性があります。
・ズレや割れが発生している
セメント瓦が割れていたリズレていたりする場合、屋根内部への雨水の侵入が引き起こされてしまう可能性があります。台風や地震の後は瓦がズレやすいため、一度確認することをおすすめします。
まとめ
セメント瓦は耐久性が高い屋根材ですが、塗料の劣化によって防水性が低下するため定期的に塗装するなどのメンテナンスが必要です。ただ場合によっては葺き替えを行った方が長期的に安心できる環境にできるケースもありますので、もし塗装か葺き替えか迷われる場合には業者に相談してみることをおすすめします。
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伊藤塗装
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