アクリル塗料は外壁塗装には不向き?その特徴やメリットデメリットについて
2025/03/08
こんにちは!胎内市の外壁塗装業者「伊藤塗装」です。
外壁塗装を行う際にはアクリル塗料やシリコン塗料、フッ素塗料などなど、様々な種類の塗料から選ぶ必要があるため、人によっては迷ってしまう場合もあるかと思います。例えばアクリル塗料は外壁塗装にかかる費用を大きく抑える事ができるため、人によっては選ぶかどうか迷われている方もいらっしゃるかと思います。しかしアクリル塗料にはメリットの他にも様々なデメリットがあります。これらを知らずにアクリル塗料を選んでしまうと後悔に繋がってしまう可能性もありますので、ここではそんな知っておきたいアクリル塗料の特徴やメリットデメリットについてご紹介させて頂きます。外壁塗装の塗料選びに迷われている方は参考にしていただければと思います。
目次
アクリル塗料とは?その特徴について
アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とする塗料で発色の良さと外壁塗装にかかる費用を抑えられる事からかつては外壁塗装によく使用されていました。しかし耐久性の低さから現在はアクリル塗料やフッ素塗料といった耐久性のある塗料がよく使用されており、アクリル塗料は外壁塗装にはあまり使用されなくなりました。ただ全く使用されなくなったわけではなく、場合によっては使用するケースもあります。
アクリル塗料を外壁塗装に使用するメリット
・低価格で施工が可能
アクリル塗料は他の塗料に比べると低価格ですので、外壁塗装全体の費用を大幅に削減して施工を行う事が可能です。そのためもし予算が限られているという場合にはアクリル塗料が一つの選択肢として挙げられます。ただしデメリットについても理解した上で選択しましょう。
・カラーバリエーションも豊富で発色が良い
アクリル塗料はカラーバリエーションが豊富で好みの色を選びやすく、また塗膜の発色も非常に鮮やかな点がメリットです。塗装に使用する事でその鮮やかな色合いを楽しむ事ができます。
・扱いやすく塗りやすい
アクリル塗料は1液型が多いです。1液型は他の液体混ぜる必要がなく、その場でそのまま使用する事ができます。そのため硬化剤を混ぜて使用する必要のある2液型の塗料に比べると専門的な工程が少なく扱いやすいです。
・透湿性が高く湿気を外に逃がしやすい
アクリル塗料は透湿性が高く塗膜が湿気を通しやすいという性質があります。そのため外壁に湿気が溜まりにくく、塗膜の膨れ等にも繋がりにくいです。
アクリル塗料を外壁塗装に使用するデメリット
・劣化が早く耐久性が低い
アクリル塗料は価格を抑える事ができる一方、劣化が早く耐久性が低いです。紫外線や雨風に弱く、数年でツヤが無くなり色あせなどの変色を起こし始めてしまいます。
・塗膜がひび割れやすい
アクリル塗料に使用されているアクリル樹脂は硬くなりやすい性質を持っているため、アクリル塗料には柔らかくするために可塑剤が入っています。ただ可塑剤は経年劣化によって減少していくため、塗膜は徐々に柔軟性を失い、ひび割れやすくなってしまいます。
・頻繁にメンテナンスが必要となる
アクリル塗料はその耐久性の低さから頻繁にメンテナンスが必要となります。そのため1回にかかる施工費用は抑えられたとしても長期的に見てトータルのコストが高くなってしまう場合がある点は注意が必要です。
アクリル塗料をおすすめするケース
・頻繁に塗り替えを行いたい場合
アクリル塗料は短期間で劣化してしまうため頻繁なメンテナンスが必要となりますが、頻繁に塗り替えを行い外観イメージを変えたりしたいという場合にはそれほどデメリットではありません。費用を抑えつつ頻繁な塗り替えが可能となるため、アクリル塗料は適しています。
・内装の塗装に使用する場合
アクリル塗料は耐候性が低いですが、内装であれば外壁に比べると紫外線の影響を受けづらいです。そのため内装を塗装する際に使用するのであればアクリル塗料はおすすめです。
まとめ
アクリル塗料の特徴と外壁塗装に使用する際のメリットとデメリットについてお話させて頂きました。アクリル塗料は低価格で発色の良い仕上がりになる一方耐候性が低く劣化速度が早いです。費用だけを見て選ぶと後悔に繋がる場合もあるため、慎重に検討し塗料を選択しましょう。
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